遺伝子検査で祖先のルーツを探る

およそ19万年前に誕生した現生人類の共通祖先が、
どのような経路を辿って日本列島に到達したのか、自身のルーツを探ることができます。

※ジーンクエスト ALLでわかるのは、母系の祖先についてです。また、その内容は今後の研究報告によって変わる可能性があります。
遺伝子解析サービスによって、採用する解析機器や解析手法、アルゴリズムなどが異なる事から、判定結果が他社と異なる可能性があります。

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なぜ、祖先のルーツを知れるのか?

ミトコンドリアDNAを解析

ミトコンドリアは一般的に母系遺伝されるため、母親からさらにその母親へとたどることで、母系の祖先をひもとくことができます。祖先解析においては、古くからミトコンドリアDNAを対象として研究されており、また男性と女性の両方から採取できるため多くのデータが蓄積されています。

ハプログループで人類の移動の歴史を推測

祖先のルーツを解析する際には、ハプログループというものが用いられています。これは、個人ごとに異なるDNAの配列パターンを、類似した者同士でグループ分けしたものです。
世界各地の人々や古代の人骨からDNAを調べることで、あるハプログループがいつ頃どの辺りで誕生したのか、またそこからどのように拡散していったのかを推定することができます。このような情報と遺跡や地質などの考古学的な調査などと組み合わせることで、人類の移動の歴史を推測することができるのです。

例えばこんなハプログループがあります

Bグループ

Bグループは約4万6千年前に、ユーラシア大陸を海岸沿いに移動してきた集団の中から、インドシナ半島で誕生したとされています。環太平洋に沿って南米の方まで、南の方はポリネシアの方までと幅広く拡散したと考えられています。

※誕生年は約3万1千~6万1千年前ともいわれています。

Gグループ

Gグループは約2万6千年前と比較的新しい時代に、人類が北方アジアに進出していく間に誕生したのではないかと考えられます。時間をかけて北東アジアに広く拡散した分布がみられます。

※誕生年は約1万2千~4万年前ともいわれています。

M7グループ

インドから海岸沿いにユーラシア大陸を移動してきた人類のなかから約4万8千年前に、その当時存在していた陸地「スンダランド」でM7グループは誕生したと推定されています。そこから沖縄や中国沿岸部、南にはフィリピンなどに拡散していったものと考えられています。

※誕生年は約1万1千~8万5千年前ともいわれています。

Fグループ

Fグループは約3万年前にインドシナ半島で誕生し、東南アジアから東アジアへとゆっくりと拡散したと考えられています。

※誕生年は約2万2千~3万8千年前ともいわれています。

Rグループ

Rグループはおよそ3万8千年前から5万3千年前にアラビア半島でNグループから誕生し、ヨーロッパやアジアの方に広がっていったと考えられています。

※誕生年は約1万1千~8万5千年前ともいわれています。

祖先の歩みと生活環境を知ることができます

あなたの祖先(ハプログループ)は、いつどのような道のりをたどって、
どのようなくらしをしていたのでしょうか?
祖先の誕生から日本に到達するまでのルートや当時のくらしぶりを知ることができます。
本ページでは、例として、Bグループの祖先の歩みと生活環境を掲載しています。

約19万年前 現生人類の母系の共通祖先として誕生

東アフリカ

出来事
リス氷期時代
アフリカの多くの地域で乾燥化、森林が減少

生活・文化
現生人類(ホモ・サピエンス)の登場

生物
マンモスなどの大型動物が繁栄

約7~8万年前 紅海の南側からアフリカ大陸を出る

東アフリカ

出来事
スマトラ島のトバ火山で大噴火が発生、最終氷期(ヴュルム氷期)に突入する

生活・文化
気温の急降下により人類の個体数が激減、人類が衣服をまとうようになる

約3~5万年前 アフリカ大陸を出たのち、一定の集団(Rグループ)で移動

アラビア半島

出来事
最寒冷期に向けて寒さが次第に厳しくなっていく

生活・文化
各地で石器技術が多様化、加工などの創意工夫がみられる
ヨーロッパで洞窟壁画や彫刻、楽器など芸術文化が発達する

生物
各地で大型動物の大量絶滅がはじまる

約3~5万年前 ユーラシア大陸から海岸沿いに移動する集団からBグループが誕生

インドシナ半島

出来事
最寒冷期に向けて寒さが次第に厳しくなっていく

生活・文化
各地で石器技術が多様化、加工などの創意工夫がみられる
ヨーロッパで洞窟壁画や彫刻、楽器など芸術文化が発達する

生物
各地で大型動物の大量絶滅がはじまる

~1万年前 南米やポリネシアまで広く拡散するなか、日本列島に到着、移住する

日本

出来事
最終氷期が終わり温暖な時代が到来
日本列島の島々が分離し、ほぼ現在と同様の形となる

生活・文化
土地を耕す、野生動物を飼うなど人類が定住をはじめる

生物
多くの大型動物が絶滅、小型動物が増殖する

※考古学上の学説をもとにしているため、今後の研究により、情報を追加・修正する場合があります。

日本における割合と分布も知ることができます

あなたの祖先がいた地域が見えてくるかも?
日本人に多く見られるハプログループとその割合や、
出生地域別のハプログループの分布・割合なども知ることができます。

日本人の8人に1人 多い地域TOP3 沖縄3人に一人 九州6人に1人 中国・四国7人に1人、少ない地域TOP3 東北10人に1人 北海道8人に1人 中部8に1人
都道府県の分布図

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  • がん
  • メタボ
  • ダイエット
  • 性格
  • スキンケア
  • 祖先

解析項目数
350以上

¥32,780(税込)

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