データベースを用いた受託・共同研究

ジーンクエストでは、国内外の法人と連携し、ゲノムの活用を推進する研究を行っています。
遺伝子解析サービスを通じて蓄積されたゲノムデータを研究に還元することで、健康へとつながる新たな価値の創出を目指し実現してまいります。
※ゲノムデータは、同意が得られたユーザーのデータを匿名化し、倫理審査委員会による情報の取り扱い、提携先における利用目的等の承認を受けた上で、研究活用しています。

Genequest
法人・研究者パートナー
新薬の開発
健康食品の開発
化粧品の開発
治療法の開発
  • 遺伝子解析技術
  • 日本人を主としたゲノムデータベース
  • 遺伝子研究に関する専門知識
  • 確立した個人情報保護体制
  • 基礎研究
  • 特定の疾患や、食品・製品に関する専門知識

特徴

個人向け遺伝子解析サービスを通じて豊富に蓄積された、全国47都道府県の日本人ゲノムデータベースを活用しています。
データベースには、ゲノムデータとともに、アンケート回答を通じて収集した既往歴や生活習慣情報等も蓄積されています。
これらのデータを、法人・研究者の皆さまが持つ、基礎研究や専門知識と掛け合わせ、健康維持・増進、疾病予防につながる製品の開発、疾病の治療方法につながる、新しい洞察を生み出すサポートを行います。
さらに、WEBサービスの利点を生かし、生活習慣情報の追加取得や、一部の情報処理など、低コストで素早く実施することが可能です。

47都道府県

47都道府県

全国を網羅した
豊富な日本人データを保有。

必要な情報を素早く

必要な情報を素早く

WEBアンケートの活用で、研究に必要な
追加情報を低コストで素早く得られる。

バイオインフォマティクスチーム

バイオインフォマティクスチーム

専任の研究者が在籍。
設計・解析もお任せください。

弊社データベースに登録されている、遺伝子型頻度情報を参照いただけます。
研究に利用されたい、遺伝子名やSNP IDの検体数・割合が十分に存在しているかなど、遺伝子情報の確認にご活用ください。

研究対象分野

医療

医療

バイオマーカー / 遺伝性疾患 / 治療法研究

創薬

創薬

ゲノム創薬 / 対象者リクルーティング

健康食品

健康食品

機能性表示食品 / 栄養機能食品
特定保健用食品

生活習慣

生活習慣

睡眠 / 行動 / メディカルケア
商品開発 / QOL向上

化粧品

化粧品

コスメ / スキンケア開発

研究例

新型コロナワクチンの副反応の起こりやすさとの関連が示唆される遺伝子多型を同定

新型コロナウイルス感染症のワクチンによる副反応には、発熱などの様々な副反応が報告されており、その発生には個人差があることが確認されていました。その発生の個人差に遺伝子多型が関与していないか調べるために、ジーンクエストのユーザーへ副反応に関するアンケートを実施し、解析済みの遺伝子データと比較することで、関連が示唆される遺伝子型を見つけることができました。
参考:https://genequest.jp/topics/news/0/523

食事管理アプリとの連携により、個人の体質に合わせた食事メニュー提案などに有用な知見を取得

BMIは遺伝子によって影響を受けることも知られていますが、食習慣や運動習慣の影響も大きく受けています。その中で、「遺伝的な傾向と現在の状況が一致していない方」に着目することで、疾患の予防や効率的な体重管理に有用な知見が得られることを期待し、食事管理アプリに記録している食事摂取記録や運動記録とデータ連携を行いました。その結果、同じ性別、および同程度の年齢・摂取カロリー・運動習慣でも、BMIの遺伝的タイプが大きく違うと、実際のBMIにも大きな違いを生じる例があることが判明しました。
参考:https://genequest.jp/topics/news/0/687

みんなで遺伝子クエスト

ジーンクエストでは、グループ会社の株式会社ユーグレナとともに、全員参加型の研究企画「みんなで遺伝子クエスト」を実施しています。遺伝子に関する素朴な疑問や研究テーマを一般の皆様から広く募集し、調査・探索する企画で、2024年には歌の上手さやHSP、インドア派/アウトドア派など様々なテーマで調査を実施していました。今後も定期的に様々なテーマでアンケートを行う予定で、企業や研究者の皆様からもテーマを募集しております。全国ランキングを通した話題作りや、結果によってはお客様オリジナルの検査項目として遺伝子検査を行うユーザーにお客様の事業訴求が可能ですので、是非ご検討ください。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000639.000036462.html

価格例

ジーンクエストのデータベースのユーザーへ追加でアンケート調査を行い、調査結果の分析・報告書作成を行った場合は以下のような料金となります。料金は調査ボリュームや内容によって変動しますので、詳細はお問い合わせください。

項目 価格
データ使用量 200,000円
アンケート調査費用 200,000円~
調査票設計 100,000円
データ解析 500,000円~
報告書作成 都度お見積り

研究実績

法人・研究機関さまとの研究実績の一部をご紹介いたします。

2024/6/26

遺伝子×食事のデータ連携およびその有用性についての検証を実施完了
ライフログテクノロジー株式会社

2024/6/24

遺伝子解析と免疫検査のリアルワールドデータ活用に合意
Edgewater株式会社

2024/6/14

妊娠のしやすさと栄養素、遺伝子多型についての調査結果を学会発表
株式会社ユーグレナ

2023/9/4

炎症性腸疾患(IBD)の患者レジストリを構築 医薬品開発の促進と患者の治療選択肢・治療満足度向上に寄与
3Hメディソリューション

2023/7/26

機能性食品の内臓脂肪低減機能と遺伝子多型との関連性を研究
ライオン株式会社

2023/6/1

遺伝情報および臨床情報を備えた特定疾患患者パネルのデータベース構築の実証に成功
3Hメディソリューション

2022/12/21

日本人のプレシジョン栄養に重要な遺伝子多型を同定
東京大学

2022/9/12

ウェルビーイングの遺伝的背景の研究を開始
名古屋大学情報学研究科

2022/8/9

希少難治性疾患関連遺伝子の頻度解析を行い、研究手法の有効性を示唆
東京大学大学院薬学系研究科ITヘルスケア社会連携講座

2022/3/16

様々なiPS細胞作製のドナー特定を飛躍的に効率化 - 遺伝子型推定により特定のiPS細胞製造効率を向上、創薬・移植医療の開発を促進
アイ・ピース株式会社

2021/12/2

新型コロナワクチン副反応の起こりやすさとの関連が示唆される遺伝子多型を日本で初めて同定
東北大学病院総合感染症科

2021/10/13

ニンジンの摂取と低肥満度を結び付ける遺伝子型を同定
新潟大学医学部血液・内分泌・代謝内科研究室

2021/9/3

新型コロナワクチンの副反応と遺伝的背景の共同研究を開始
東北大学病院総合感染症科

2020/10/28

紅茶の消費量に関連する遺伝子領域を日本人集団において発見
東京大学大学院 農学生命科学研究科 健康栄養機能学社会連携講座

2020/6/22

日本人集団において甘味の嗜好性に強く関与する遺伝子領域を発見
東京大学大学院 農学生命科学研究科 健康栄養機能学社会連携講座

2019/8/6

日本人集団におけるコーヒーの摂取頻度に関与する遺伝子領域を発見
東京大学大学院 農学生命科学研究科 健康栄養機能学社会連携講座

2019/7/30

日本人を対象にした光くしゃみ反射と偏頭痛および心理的苦痛との関連についての共同研究
国立精神・神経医療研究センター

2019/7/29

日本人集団における魚の摂取頻度に関与する遺伝子領域を発見
東京大学大学院 農学生命科学研究科 健康栄養機能学社会連携講座

2019/2/13

うつ状態や心理的苦痛の感受性に関係する共同研究
藤田医科大学 総合医科学研究所システム医科学研究部 精神神経科学講座

2018/9/10

解析済み遺伝子多型データを用いたヒト遺伝子の機能評価方法の実証研究
アステラス製薬株式会社 / 第一三共株式会社 / 武田薬品工業株式会社

2018/3/19

ジーンクエストと国立精神・神経医療研究センター、共同研究成果についてのニュースリリースが発表されました。
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第三部

2018/3/16

生活習慣病の発症に関連する遺伝子の網羅的解析
新潟大学医学部 大学院医歯学総合研究科 血液・内分泌・代謝内科学分野

2017/2/22

食品機能と遺伝子多型の関連についての共同研究
東京大学 総括プロジェクト機構 総括寄付講座「食と生命」 ライオン株式会社 研究開発本部 生命科学研究所

2016/10/19

生活習慣による気分・心理への影響とその遺伝的基盤に関する共同研究
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第三部

2016/9/12

職業ストレスと遺伝子多型の関連性を明らかにする共同研究
東京大学大学院 医学系研究科 精神保健学分野

2016/9/1

遺伝子多型とうつ病や心理学的特性の関係解明を目的とした共同研究
藤田医科大学 総合医科学研究所 システム医科学研究部門

2016/3/10

遺伝子検査精度向上を目的とした共同研究
東海大学 医学部 基礎医学系 分子生命科学

2016/3/3

摂取カテキン応答能に関する日本人集団における個人差のゲノムワイド関連研究
株式会社伊藤園 中央研究所

サービスの流れ

01研究内容の策定
複数回のお打合せにて、研究のご希望をお伺いし、適した情報利用を提案させて頂きます。一部のデータベース情報をご覧いただくため、秘密保持契約の締結が必要な場合もございます。
02研究計画書の作成・
研究契約の締結
お打合せにて、役割・資金・成果を明確にし、研究計画書と研究契約書作成、契約を締結します。
03倫理審査委員会による審議
当社では倫理規定により、遺伝子解析研究等実施の際には倫理審査を実施しています。
04研究の開始
研究中も随時連絡可能、最大限の支援をいたします。

学術活動

ジーンクエストによる、論文・学会発表をご紹介いたします。

倫理規約

ジーンクエストでは、遺伝子解析や研究を含む当社の活動が、適切な倫理的配慮を持ち、かつ、我が国の個人情報保護法等の関連法規に則り行われることを目的とし、独立した第三者らが医学的・倫理的・社会的観点から審査・審議する倫理審査委員会を設置しています。

まずは、お気軽に
ご相談ください

ご相談、お見積り 資料請求は無料です。

当社のデータ・ノウハウを活用し、どのような研究が可能か、
研究の仕組みについてもっと詳しく知りたいなど、
気になる事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また、回答可能な範囲で、当社が保有する遺伝子型頻度情報もご提供いたします。
研究に利用されたい、遺伝子名やSNP IDの検体数・割合が十分に存在しているかなど、
遺伝子情報の確認にご活用ください。

関連リンク

よくあるご質問
ゲノム研究コンサルティング
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