ニュースリリース

2018.06.05 ジーンクエストと東京大学、「エビ・カニアレルギーに関する日本人のゲノムワイド関連解析」について学会発表

株式会社ジーンクエスト(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 祥子)と国立大学法人東京大学農学生命科学研究科 健康栄養機能学社会連携講座(東京都文京区、加藤 久典特任教授) は、日本人のエビ・カニアレルギーと遺伝子多型に関する共同研究の成果を、第72回 日本栄養・食糧学会大会(開催地:岡山県立大学)にて発表いたしました。

◆研究結果の概要
エビ・カニアレルギーはアジア系集団で多く発症しますが、関連する遺伝子の解析はまだまだ進んでいません。一方で、ヨーロッパ系集団で多くみられるピーナッツアレルギーは、その関連遺伝子の解析が進められています。そこでエビ・カニアレルギーの遺伝学的な知見を得る為に、日本人集団約1万人を対象にゲノムワイド関連解析(GWAS)を用いてエビ・カニアレルギーと関連する遺伝子多型を網羅的に探索しました。
研究成果として、エビアレルギーでは2種の抗原認識遺伝子、カニアレルギーでは別の機能未知な遺伝子が1種関連していることを見出しました。このことから、エビ・カニアレルギーはそれぞれ、遺伝的背景が異なる可能性が示唆されました。
アレルギーの検査には侵襲性の伴う血液検査や皮膚検査が用いられております。今後は再現性の確認や関連遺伝子の作用機序など、診断利用に向けた詳細な検討を進めることで、将来的なアレルギー診断や治療の一助となる事が期待されます。

当社では今後も、共同研究によって生み出される成果を活かして、より信頼できる遺伝子解析サービスを提供し、遺伝子事業の発展に貢献できるよう取り組んでまいります。

研究表題「エビ・カニアレルギーに関する日本人のゲノムワイド関連解析」

■企業情報
社名  : 株式会社ジーンクエスト
所在地 : 東京都港区芝5丁目29番11号 G-BASE田町3F
設立  : 2013年6月20日
資本金 : 110,000千円(資本準備金含む)
代表者 : 代表取締役 高橋 祥子
事業内容: 個人向け遺伝子解析事業
URL   : https://genequest.jp/

■ジーンクエストリサーチについて
「ジーンクエストリサーチ」は、国内外の企業、研究者等と連携し、主に遺伝子解析キットを通じて蓄積されたゲノムデータを活用し、遺伝子多型と体質、疾患に関する幅広い研究に取り組んでおります。研究活用に関して同意が得られたユーザーのデータを匿名化し、倫理審査委員会により情報の取扱い、提携先における利用目的等の承認を受けた上で、研究活用します。今後も、共同研究パートナー企業、研究者とともに、サービスと研究のシナジーを創出し、新たな価値の創出を目指し実現してまいります。当社では、共同研究の研究者、パートナー企業様を広く募集しております。

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本件に関するお問い合わせ先
株式会社ジーンクエスト 
E-mail: support@genequest.jp

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