
頭の片側に発生する脈打つような痛みが典型的な、吐き気等の症状を伴う頭痛です。
データの信頼性 | ![]() |
---|---|
アジア系集団での研究 | なし |
※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。
片頭痛とは?
一般的には頭の片側がズキズキと脈打つような頭痛のことを指しますが、両側が痛む場合や、締め付けられるような痛みの場合もあります。痛みは数時間~数日持続し、日常の動作で悪化したり、光・音・においに過敏になる、吐き気がするなどの症状も伴うことが特徴で、QOL(生活の質)を著しく低下させ得る疾患です。
原因の一つとして、何らかのきっかけにより、頭の中で痛みを伝える「三叉神経」が刺激され、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質が放出されることで、神経原性炎症や血管の拡張が起こり、痛みを生じると考えられています。
片頭痛は20代から40代に多く、女性のほうが男性の3-4倍多いといわれており、月経周期にも関連していると考えられています。
フィンランド、ヘルシンキ大学をはじめとする研究グループは、87万人以上のヨーロッパ人(片頭痛患者約10万人、対照健常者約77万人)を対象として、片頭痛の発症と遺伝子の関連を大規模に調査しました。その結果、既に報告されていた関連遺伝子座に加えて、多くの新規遺伝子座を見出しました。
この項目では、片頭痛の遺伝的リスクについて表示しています。

片頭痛の遺伝的傾向を調べてみませんか?
遺伝子解析サービス ジーンクエスト ALL では、片頭痛を含む、 350項目以上の健康リスクと体質の遺伝的傾向を知ることができます。
データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。