※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。

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原発開放隅角緑内障とは？

緑内障は何らかの理由で視神経線維が障害されて減り、視野が欠けていく疾患で、日本人の失明原因の第一位です。一般に眼圧が高い状態が続くことが視神経にダメージを与えると考えられています。
なかでも「原発開放隅角緑内障」は日本人に最も多い種類の緑内障です。眼圧は高い場合も正常値内の場合もあり、症状は慢性的で、一般に視野障害の進行もゆっくりで自覚症状に乏しいといわれています。しかし一度減った視神経が戻ることはないため、早期発見し治療により進行を少しでも遅らせることが重要となります。

理化学研究所及び東北大学の研究チームは、原発開放隅角緑内障と診断された患者7,000人以上と対照者3万6,000人以上の日本人集団を対象として、原発開放隅角緑内障の発症と遺伝子の関連について解析と再現性の確認を実施しました。その結果、アジア人において関連が認められていた既知の領域だけでなく、これまで報告のない新規の遺伝子座が複数特定されました。

この項目では、原発開放隅角緑内障の罹患リスクについて表示しております。

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※緑内障の種類について…
緑内障には眼圧が高くなる原因がほかの病気やケガによるもの（続発緑内障）、生まれつきのもの（発達緑内障）、そして原因が不明である「原発緑内障」があります。
「原発緑内障」はさらに「原発閉塞隅角緑内障」と「原発開放隅角緑内障」に大きく分けられます。
眼球の前方を循環している房水という液体は角膜と虹彩の接合部である「隅角」にある管を通って静脈に回収されますが、この隅角が狭くなり排水が妨げられるのが「原発閉塞隅角緑内障」、隅角は広いのに管の入り口が目詰まりして排水しにくくなるのが「原発開放隅角緑内障」と呼ばれています。「原発開放隅角緑内障」はまた眼圧の値によって「正常眼圧緑内障」と「高眼圧緑内障」に分けられます。

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