健康リスク

肉離れ

激しい運動などでおこる、筋肉の損傷です。

データの信頼性 3
アジア系集団での研究 あり(日本人を含む)

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


肉離れとは?

肉離れは、スポーツ障害のうち頻度が高い筋肉の損傷で、主にスポーツ活動中に筋肉が収縮しているときに、正反対の伸ばされる力が加わることで、筋肉が断裂して起こります。ふくらはぎ内部の中央上部(腓腹筋)や、大腿部(大腿四頭筋・ハムストリングス)に生じることが多く、体重をかけると痛みが走るため、治るまで普通に歩くことも困難になります。
肉離れは、激しいスポーツを行うアスリートだけに起こるものではありません。ふだん運動不足の人が、久しぶりに激しいスポーツをしようとすると、筋肉に急激に強い力が働き、筋肉断裂など、筋肉を損傷した状態に陥ることも多いのです。現代人は身体を動かす機会が減っており、また高齢になると筋肉が硬くなっていくために、より筋肉に損傷を受けやすくなります。

2018年、順天堂大学の研究グループが日本人アスリート1,311人の受傷歴と遺伝子型を調べ、筋肉の損傷の起こりやすさにエストロゲン(女性ホルモン)受容体の遺伝子多型が関与していることを明らかにしました。また、この遺伝子多型は筋肉のやわらかさにも関係していることがわかり、日常的に筋肉をやわらかくしておくことで、筋肉の損傷が起こりにくくなる可能性が示唆されています。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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