健康リスク

セリアック病(グルテン過敏性腸症)

小麦・ライ麦・大麦に含まれるグルテンというタンパク質から引き起こされる自己免疫疾患です。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 なし

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


セリアック病(グルテン過敏性腸症)とは?

小麦・ライ麦・大麦に含まれるタンパク質「グルテン」に反応することで引き起こされる自己免疫疾患で、産生された抗体が自分自身の小腸粘膜を攻撃し、小腸の絨毛(栄養素を吸収する突起)を平坦にしてしまうことで、栄養素の吸収不良が生じる疾患です。
症状としては下痢、筋力低下、貧血、骨粗鬆症、皮膚症状や口内炎、抑うつなど様々です。子供のころに発症すると成長不良となる場合もあります。

セリアック病は関連する遺伝子型が多数見出されています。この項目では英国ロンドン大学を中心とした研究チームがヨーロッパ人を対象にセリアック病と遺伝子の関連を大規模に解析した2つの論文から、報告された遺伝子をもとに表示しております。

この項目は、セリアック病発症リスクについての項目です。

※グルテンを原因とする腸症のため項目名に「グルテン過敏症腸症」と付しておりますが、過敏症腸症あるいはグルテン過敏症のすべてがセリアック病とは限りません。


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セリアック病(グルテン過敏性腸症)の項目のほか、
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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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