健康リスク

妊娠悪阻(重症のつわり)

妊娠時に深刻な吐き気や嘔吐で体重減少や脱水を引き起こす疾患です。 ※女性に特有の健康リスク項目ですが両性とも表示されます。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 なし

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


妊娠悪阻(重症のつわり)とは?

妊娠悪阻(にんしんおそ)は典型的なつわりとは異なり、極めて激しい吐き気や嘔吐を繰り返し、体重減少や脱水、代謝異常を引き起こす疾患です。妊婦の約0.3-2%に起こるといわれています。つわりが一般的に治まるといわれる妊娠16-18週以降も続くことがあり、重篤な場合には、肝臓の損傷、食道の破裂、錯乱・健忘・せん妄などの意識障害、めまいを伴う合併症や生涯残る後遺症を患ったり、ときには母体や胎児の命にかかわる危険もあります。

米国遺伝子解析企業23andMe社の研究グループは、妊娠を経験した1万8000人以上のヨーロッパ人女性を対象に、非経口栄養等の治療を伴った妊娠悪阻経験の有無について、遺伝子との関連を調査しました。その結果、胎盤形成・食欲・栄養不良症状との関連が知られている遺伝子が、妊娠悪阻とも関連していることが示唆されました。

この項目では、妊娠悪阻の遺伝的な発症リスクについて表示しております。

※この項目は女性に特有の健康リスク項目ですが、遺伝子型は両性とも解析可能なため男性の場合にも表示しております。男性のお客様は、もし女性であったならこのようなリスクがあったとお考え下さい。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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