水ぼうそうウイルスの再活性化により、痛みを伴う水疱の発疹を生じる疾患です。
データの信頼性 | |
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アジア系集団での研究 | なし |
※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。
帯状疱疹とは?
子供の頃に感染した「水ぼうそう」のウイルスは、水ぼうそうが完治した後もずっと体内に潜伏しています。体力のある時期にはウイルスの活動を抑え込めていますが、加齢(50歳以上が多い)・ストレス・過労・他の感染症や病気が原因で免疫の機能が弱まると、ウイルスが再活性化して「帯状疱疹」を発症するといわれています。
初感染(水ぼうそう)では全身の皮膚に発疹が生じますが、このウイルスは後根神経節という部位に潜伏し、再活性化の際には特定の神経に沿って増殖するために帯状に発疹が生じます。近年では若い世代(20-40代)の発症が増えているとの報告もあります。
さらに帯状疱疹の発疹が消えてからも、10-50%の割合で「帯状疱疹後神経痛」という、数か月から数年にわたって時には何もできなくなるくらいの難治性の痛みに悩まされることがあります。帯状疱疹の治療開始が遅れるほど生じやすくなるため、発症の際にはできるだけ早く治療を始めることが大切です。
米国カリフォルニア大学(UCSF)と米国遺伝子解析企業23andMe社の研究グループは、13万人以上のヨーロッパ人を対象に、帯状疱疹の発症と遺伝子との関連を調査しました。その結果、帯状疱疹はHLAという免疫に関与する遺伝子領域と特に関連していることが見出されました。
この項目では帯状疱疹を発症するリスクについての情報を表示しています。
現在体内に水ぼうそうウイルスを保持しているかを示すものではありません。
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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。