健康リスク

デュピュイトラン拘縮

手のひらの皮下組織が次第に硬直し、指が内側に曲がっていく病気です。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 なし

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


デュピュイトラン拘縮とは?

手のひらの中にある腱膜という帯状の線維組織が硬くなってこぶ(結節)が生じ、皮膚がひきつれ、指がだんだんと内側に曲がって伸ばしにくくなる病気です。初期に不快感や圧痛があるほかは、痛みはないといわれています。小指や薬指に生じることが多く、悪性疾患ではないものの症状が進むと日常生活の動作で困難を生じる場面が多くなっていきます。
なお疾患名はこの疾患を研究したフランス人外科医「Dupuytren(1777-1835)」からつけられています。

オランダ、フローニンゲン大学の研究チームは、ヨーロッパ人集団において、合計2,000人以上のデュピュイトラン拘縮患者と約1万人の健常対照者を対象として、この疾患の発症と遺伝子の関連をゲノムワイドに調査し、再現性を確認しました。その結果、デュピュイトラン拘縮の発症に関連する複数の遺伝子領域が見出されました。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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