健康リスク

便秘(便秘型過敏性腸症候群)

過敏性腸症候群を原因としておこる、便が硬い・排便回数が少ないなどの便秘症状に関する項目です。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 なし

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


便秘(便秘型過敏性腸症候群)とは?

便が硬い・すっきり排便できない状態を一般的に便秘といいますが、医療機関の診断では、4回に1回以上排便困難(便が硬い・便が出ない・過度にいきむ等)がある、かつ/または、週に3回以上の排便がない場合、が基準とされています。
便秘の原因は様々で、腸閉塞等による物理的な排出障害、内分泌系の疾患、薬の影響などが原因になる場合や、ぜん動など腸の自然な機能の異常で起こる「機能性便秘症」、消化管の病気の「過敏性腸症候群」が原因となる場合もあります。
「機能性便秘症」と「便秘型過敏性腸症候群」は明確に区別できないことが多いですが、便秘型過敏性腸症候群では慢性便秘に加え腹痛の症状が強く、これらの症状は排便による軽減や心理的ストレスでの悪化がみられるといいます。

スウェーデン、カロリンスカ研究所をはじめとする研究グループは、合計1,992人のヨーロッパ人を対象として、別の胃腸系疾患との関連が指摘されていた30の遺伝子多型に注目し、過敏性腸症候群とそのサブグループ(便秘型、下痢型、混合型)のリスクとの関連を検証しました。その結果、1つの遺伝子多型について過敏性腸症候群および便秘型過敏性腸症候群と顕著に関連していることが見出されました。

この項目では、便秘(便秘型過敏性腸症候群)に関連する情報を表示しています。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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