
食物アレルギーの特殊なタイプである小麦依存性運動誘発アナフィラキシー(WDEIA)の発症リスクと遺伝子型の関連を示す項目です。
データの信頼性 | ![]() |
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アジア系集団での研究 | あり(日本人を含む) |
※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。
小麦依存性運動誘発アナフィラキシーとは?
特殊な食物アレルギーのひとつです。ある食べ物を食べるだけでなく、食べてから運動をすることで、じんましん・皮膚の腫れ・息苦しさなどの症状を生じる「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」のうち、特に小麦の摂取後に生じるものを言います。発症しやすさには体調やストレス、服薬、生活環境なども関与するといわれています。重篤な場合には呼吸困難や血圧低下、意識低下といった「アナフィラキシーショック」をおこし、生命の危機につながることもあります。
理化学研究所及び島根大学の研究グループは、約1500人の日本人集団を対象に、小麦依存性運動誘発アナフィラキシー(WDEIA)の発症と遺伝子との関連を調査しました。その結果、HLAという免疫に関与する遺伝子領域と特に関連していることが見出されました。
この項目では、小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの発症と遺伝子型との関連について表示しています。

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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
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当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。