健康リスク

扁平足(後天性)

土踏まずが次第になくなり、後天的に偏平足となる疾患についての項目です。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 あり

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


扁平足(後天性)とは?

足の裏には「内側縦アーチ」とよばれるカーブがあり、これが土踏まずを形成します。扁平足とは、このアーチが低下・消失し、足裏全体が平らになった状態を指します。3歳くらいまでは全ての子供は扁平足で、その後歩くなどたくさんの運動をするようになるにつれ、アーチが発達していきます。

若いころからの扁平足は痛みがなければ多くは問題になりませんが、痛みが出る場合、特に「成人期扁平足」という中年以降に発症する後天性の扁平足は、歩行障害につながるおそれがあり、注意が必要です。成人期扁平足は女性に多く、運動不足や加齢で筋力が低下する・肥満や仕事等で足首の負担が増えるなどの原因が考えられています。

米国、マイケル・クレセンツ伍長退役軍人医療センターをはじめとする研究グループは、複数の民族(アフリカ系・(混血)アメリカ系・東アジア系・ヨーロッパ系)を祖先とする60万人以上の退役軍人を対象として、2068の形質(疾患や体質)と遺伝子との関連をゲノムワイドに調査しました。その結果、1270の形質に関連する1万3672の遺伝的バリアント(遺伝子多型)が明らかになりました。この中には、扁平足(後天性)に関連する遺伝子型も含まれていました。


扁平足(後天性)遺伝的傾向を調べてみませんか?

遺伝子解析サービス ジーンクエスト ALL では、扁平足(後天性)を含む、 350項目以上の健康リスクと体質の遺伝的傾向を知ることができます。

データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

このページの先頭へ