健康リスク

片頭痛(前兆あり)

頭痛が始まる前に視覚症状などの前兆を伴う片頭痛のサブタイプです。

データの信頼性 3
アジア系集団での研究 なし

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


片頭痛(前兆あり)とは?

片頭痛はズキズキと脈打つような痛みが頭の片側または両側に起こり、痛みとともに吐き気や、音・光・においに過敏になる、痛みが数時間~数日続くといった症状を伴う頭痛です。

片頭痛患者の約25%では、発作に先行して前兆が現れることがあります。前兆のほとんどは「閃輝暗点」といって、視界にギザギザ走る光の波が起きたり、閃光が見えたり、視野に見えない点ができてその周辺が光るなど、視覚性の前兆です。そのほか、感覚、発語、バランス維持、筋肉の協調などに一時的な障害が起こることもあります。前兆の後、遅くとも前兆が始まってから60分後以内には頭痛が生じると言われています。

フィンランド、ヘルシンキ大学をはじめとする研究グループは、87万人以上のヨーロッパ人を対象として、片頭痛の発症と遺伝子の関連を大規模に調査し、関連する多くの遺伝子座を見出しました。
さらにこれらの遺伝子座を用いて、前兆を伴う片頭痛の患者(約1万4000人)と前兆を伴わない片頭痛の患者(約1万5000人)を対象とした片頭痛のサブタイプ分析を行ったところ、両タイプに共通の遺伝子座と、それぞれに特異的な遺伝子座が明らかになりました。

この項目では、前兆を伴う片頭痛の遺伝的リスクについて表示しています。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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