健康リスク

HIV感染後の病態特性

後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した場合の病態特性に関する項目です。

データの信頼性 3
アジア系集団での研究 なし

※リスクが高くても必ず発症するわけではありません。また、リスクが低くても発症する可能性がないと断定するものではありません。新しい研究成果が報告された場合、結果が変わる可能性があります。


HIV感染後の病態特性とは?

HIVはTリンパ球などの免疫細胞に感染し、その細胞を攻撃します。感染が進行すると体内で免疫に重要な免疫細胞が減少していくため、通常ならば感染しないような病原体にも感染しやすくなり(日和見感染)、これを後天性免疫不全症候群(AIDS)と言います。一般に何も治療しなければ感染から5~10年でAIDSを発症するといわれています。HIVの主な感染経路は性行為、母子感染、注射針の使い回しですまた、HIVに感染した後の病態の進行には個人差があり、遺伝的要因との関係が研究されています。長期的に見て病態が進行しない人(Long-term nonprogressor)や、抗HIV薬を使用しなくても体内でのHIV増殖を抑制し続けることができる人(エリートコントローラー)が0.3~1%存在します。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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