健康診断などで測定されるアルカリホスファターゼ(ALP)値に関する項目です。
データの信頼性 | |
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アジア系集団での研究 | あり(日本人を含む) |
ALP値(肝機能の指標)とは?
ALP(アルカリホスファターゼ)は乳製品やレバー等に含まれるリン酸化合物を分解する酵素です。主に肝臓や胆道、骨、小腸に多く含まれるため、肝疾患、胆道疾患、骨疾患などでこれらの臓器に障害が生じると血中のALP濃度が上昇します。ALPは各組織で少しずつ異なる構造(アイソザイム)をとるため、詳細を調べることで障害の起きている部位を特定することができます。
大阪大学大学院や理化学研究所をはじめとする研究グループは、複雑なヒト疾患の成立ちを包括的に調査する中で、日本人集団16万人以上を対象に、58の臨床的測定値(血液検査などの測定値)について、ゲノムワイド関連解析を実施しました。その結果ゲノム上の関連部位を1,407箇所同定し、ALP値についても関係する遺伝子型が確認されました。
この項目ではALP値と遺伝子の関連について表示しています。
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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。