体質

光くしゃみ反射

光に反応して反射的にくしゃみが出る体質に関する項目です。

データの信頼性 3
アジア系集団での研究 あり(日本人を含む)

光くしゃみ反射とは?

光くしゃみ反射とは、光に反応して反射的にくしゃみが出る現象です。暗い場所から明るい場所に移動した時など、まぶしさと同時に起こります。この反射の強弱・有無には個人差があり、強い光にのみ反応する人もいれば、室内の明かりにも反応する人もいますし、全く反射が起こらない人もいます。

この反射が起こるメカニズムは未だ解明されていませんが、鼻汁分泌をさせる「翼口蓋神経節」と、眼球や瞳孔を動かす「動眼神経系」が結合していることを明らかにしたある研究グループにより、目に入ったまぶしい光の情報が、神経を伝わって「動眼神経副核」に伝えられ、瞳孔を絞らせる反応が起こるのと同時に、「翼口蓋神経節」にも興奮が伝わることで鼻汁分泌細胞群を刺激して鼻汁を分泌させ、くしゃみを誘発するという経路が提唱されています(下記参考資料)。

この光くしゃみ反射にも、遺伝的な傾向があることが研究されております。
これまで知られていたヨーロッパのグループによる研究結果のほかに、2018年、ジーンクエストと国立精神・神経医療研究センターの共同研究により、日本人集団における光くしゃみ反射と遺伝的関連性の高い遺伝子が新たに見出されました。この項目は、ジーンクエストの研究成果を表示しております。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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