体質

言語的短期記憶

未知の単語を聞いて一時的に記憶する能力に関する項目です。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 なし

言語的短期記憶とは?

初めて聞いた単語を覚えるときなどに行う、耳で聞いた音声をいったん心の中で保持して同時に発声するような短期的な記憶保持と情報処理のことを、「言語的短期記憶」といいます。
初期の言葉の学習には言語的短期記憶が効果的に働くとの研究報告があり、この能力が重要と考えられています。

言語的短期記憶の能力は、「非単語反復課題」という試験で測定することができます。非単語反復課題では、実際には存在しない「非単語」を聞いたときに、速く正確に復唱できることが求められます。

オーストラリア及びイギリスの児童期~青年期の子供たちを対象に、「非単語反復課題」の成績と、遺伝子の関連を調べる研究が、イギリスの研究グループにより行われました。
その結果、非単語反復課題の成績、つまり言語的短期記憶の能力にも遺伝子が関与していることが示唆されました。

この項目は、遺伝的な言語的短期記憶の能力について示しています。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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