不整脈の診断の際に用いられる、心電図のQT間隔に関する項目です。
データの信頼性 | |
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アジア系集団での研究 | あり(日本人を含む) |
QT間隔(心電図の特徴)とは?
心臓は絶えず収縮・拡張を繰り返して血液を送るポンプの役割を果たしています。心臓は電気的な興奮により心筋が収縮し、その興奮がさめると心筋は拡張します。電気的な興奮は洞結節と呼ばれる箇所で産生され、心房を伝わった後心室に伝達されます。そのような心臓での電気的な興奮の変化を記録したものが心電図です。心電図から心臓のどこに異常があるのかなどを推測することができます。
QT間隔は、心電図におけるQ波の始まりからT波の終わりまでの時間です。心室興奮の始まりから興奮が消退するまでの時間を示しており、この時間が長くなると重篤な不整脈を発症する恐れがあります。健常な人でも、心拍数が少ないほどQT間隔は長くなり、女性の方がQT間隔が長いと言われています。また、年齢とともにQT間隔が長くなる傾向や、アジア系の人はヨーロッパ系の人よりもQT間隔が長いという集団による差も確認されています。
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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。