体質

魚の摂取頻度

魚を食べる頻度に対する、遺伝子型の影響を示す項目です。

データの信頼性 3
アジア系集団での研究 あり(日本人を含む)

魚の摂取頻度とは?

周辺を海に囲まれた日本では、古くから魚は貴重な動物性タンパク源として食されてきました。
魚介類には質の良い脂質や有用成分が多く含まれており、積極的に食べることが望ましい食品です。
例えば、魚介類に多く含まれるオメガ3系脂肪酸(EPAやDHAなど)は、筋活動、血液凝固、消化、生殖能力、細胞分裂や成長など、身体のあらゆる場所で重要な役割を果たします。

魚を食べる機会を増やしたいと考える人は多く、平成28年度上半期消費者動向調査では回答者のうち40%が「魚介類の摂取量を増やしたい」と答え、減らしたいと答えた人の10倍にものぼりました。

ところが日本における魚の消費量は「価格が高い」「調理・ごみ処理が面倒」「煙や臭いが気になる」などの理由から、年々減少しています。これは、味や好き嫌いではなく、調理の簡便さがより求められるなど、日本人の生活スタイルの変化などから生じていると考えられています。
調理方法を工夫したり、加工食品を使うなど、栄養豊富でおいしい魚をたくさん食べるようにしたいものです。

魚介類の摂取量と遺伝子との関係はヨーロッパ系の研究で指摘されておりましたが、2019年にジーンクエストと東京大学のグループによる共同研究の成果として、日本人における魚の摂取頻度についての論文を発表いたしました。当項目は、この研究成果を基にした情報となります。
この遺伝子は飲酒頻度とも深く関係しており、遺伝的にお酒に弱く飲酒頻度が低い人は比較的魚を摂取しにくい傾向があることが示唆されています。また特に高齢の男性ほど魚を食べる頻度と遺伝子との関連が強いことが示唆されています。


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データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

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