睡眠不足の時に正しい判断ができる能力と遺伝子の関係についての項目です。
データの信頼性 | |
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アジア系集団での研究 | なし |
睡眠不足と判断能力とは?
健康・健全な日常生活のためには十分な睡眠による休養が欠かせませんが、現代社会は夜勤や長時間勤務、受験勉強、ゲームやインターネットでの夜型生活など、慢性的な睡眠不足・睡眠障害を招く危険にさらされています。
睡眠不足が続くと肥満や高血圧などの生活習慣病や精神疾患を引き起こすことが知られています。さらに睡眠不足で蓄積した疲労は物事の正しい認識を妨げるため、作業中のエラーや事故にもつながります。
健康な若者66人(主にヨーロッパ系の集団)を対象に、ドーパミン代謝酵素(COMT)遺伝子の遺伝子型の一つに注目し、起床数時間後、あるいは睡眠をとらないまま丸一日以上経過した後に「Go/NoGo課題」を実施した際の成績との関連を解析した研究から、遺伝子型によっては、睡眠不足で判断能力がより低下することが報告されています。
この項目では睡眠不足の際の判断能力について表示しています。
※Go/NoGo課題…認知心理学において単純な反応を抑止する能力の測定課題。例えば画面上に表示される文字の種類で「Go」「NoGo」が指定され、「Go」で素早い反応(ボタン押し等)、「NoGo」では反応しない事が求められる。「NoGo」の際反応した結果が、エラーとしてスコア評価される課題。文献上はこの課題の改変版が行われました。
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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。