毛髪・皮膚の健康や味覚など多彩な生理作用をもつ亜鉛の血中濃度に関する項目です。
データの信頼性 | |
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アジア系集団での研究 | あり(日本人を含む) |
亜鉛値(血中濃度)とは?
亜鉛は300種類以上の酵素活性に関与する必須微量ミネラルのひとつで、多彩な生理作用に関係しています。人体では筋肉に最も多く存在し、次いで骨、皮膚や毛髪、肝臓や消化器その他の内臓に分布します。亜鉛が不足すると味覚障害が起こることはよく知られていますが、ほかにも脱毛や皮膚炎、貧血、発育障害、生殖機能低下(特に男性)、骨粗鬆症、食欲不振や下痢、神経感覚や認知機能の障害、傷の治りが遅くなる、感染症に罹りやすくなるなどさまざまな症状が現れます。
島根大学医学部法医学講座の研究グループは、日本人検体を対象として、亜鉛の体内恒常性を担う10遺伝子内の20箇所の一塩基多型(SNP)について血液に含まれる亜鉛の濃度との関連を調査し、血中亜鉛濃度と有意に関連する遺伝子型を見出しました。
この項目では遺伝子型と亜鉛の血中濃度についての傾向を表示しています。
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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。