体質

ビタミンC値(血中濃度)

骨や皮膚・血管の健康や免疫機能を支えるビタミンCの血中濃度に関する項目です。

データの信頼性 4
アジア系集団での研究 なし

ビタミンC値(血中濃度)とは?

ビタミンCはアスコルビン酸ともよばれ、コラーゲンの生成等に関与します。骨や皮膚・結合組織(腱や靭帯等)の形成~修復、血管の正常な機能に必須なほか、歯と歯ぐきの健康維持、鉄の吸収促進、傷の治癒にも重要です。欠乏症としては毛髪や皮膚の異常・歯肉や皮膚からの出血などがおこる「壊血病」が知られています。
ビタミンCは抗酸化物質でもあり、感染症など発熱・炎症を伴う疾患や寒冷・熱ストレス等、また喫煙によって必要量が増大します。

人体では合成できないため、食事から摂る必要があります。日本において成人の1日の摂取推奨量は100mgとされています。ビタミンCを多く含む食品として、柑橘類、キウイ、柿、イチゴ、トマト、ゴーヤ、イモ類、ブロッコリー、ピーマン等があげられます。
ビタミンCと様々な疾患の発症については多くの研究がなされていますが、大量に摂取しても感染症やがん、生活習慣病等が予防されるという確かな科学的根拠はありません。厚生労働省「日本人の食事摂取基準」では通常の食品以外の食品から1日1g以上を摂取することは推奨できないとされています。

米国ケンブリッジ大学をはじめとする研究グループは、合計5万人以上のヨーロッパ人を対象として、血漿中ビタミンC濃度と遺伝子の関連をゲノムワイドに調査しました。その結果、血漿中ビタミンC濃度と有意に関連する遺伝子型が複数見出されました。
この項目ではビタミンCの血中濃度と遺伝子の関連について表示しております。


ビタミンC値(血中濃度)遺伝的傾向を調べてみませんか?

遺伝子解析サービス ジーンクエスト ALL では、ビタミンC値(血中濃度)を含む、 350項目以上の健康リスクと体質の遺伝的傾向を知ることができます。

データの信頼性とは

★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。

★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。

★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。


当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。

マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。

アジア系集団での研究とは

研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。

この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。

このページの先頭へ