
エピゲノムで予測される生物学的年齢と実年齢との差と、遺伝子の関連についての項目です。
| データの信頼性 | |
|---|---|
| アジア系集団での研究 | なし |
老化速度(生物学的年齢)とは?
生物のゲノムDNAは生まれつきのもので、その配列は一生涯変わらないと考えられていますが、年齢や環境に従ってさまざまな修飾を受けることで、ゲノムDNA自体の配列は変わらなくともその働き(遺伝子発現のオン・オフなど)が変化すると考えられています。こうした修飾状態は「エピゲノム」とよばれています。
エピゲノムの状態は、実年齢や見た目からではわからない体の中の老化状態(実年齢との差・ズレ)を反映できると考えられており、「エピゲノムの状態を利用して生物学的年齢(=体の中の老化状況)を測る」という発想で様々な「エピジェネティッククロック」が提唱されています。
英国エディンバラ大学をはじめとする研究グループは、3万4000人以上のヨーロッパ人および6000人以上のアフリカ系アメリカ人を対象として、エピジェネティッククロックを含む6種類のエピジェネティック指標を用いて解析した生物学的年齢と遺伝子の関連をゲノムワイドに解析しました。その結果、生物学的年齢を基に計算した老化速度に関連する多数の遺伝子座がが同定されました。
※当項目の結果について
ジーンクエスト遺伝子解析サービスでは、エピジェネティッククロックの解析は行っておりません。
この項目の結果はあくまでも、文献上でエピジェネティック指標を用いて観察された老化の速さ(実年齢との差)と遺伝子の関連を、当サービスで解析したお客様の遺伝子型に照らし合わせた場合の遺伝的傾向を表示しております。

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データの信頼性とは
★★★★
当該項目に関して750人以上を対象としており独立した研究を2つ以上含む報告があるもの、または科学研究コミュニティーにおいてデータの信頼性が広く認められているもの。
★★★
当該項目に関して750人以上を対象とした試験による研究報告があるもの。
★★
当該項目に関して750人未満の小規模な試験による研究報告があるもの。
★
当該項目に関して100人未満の極めて小規模な試験による研究報告があるもの。
マークなし
当該項目に関して信頼できる研究報告が見つからず、さらなる研究・調査が必要であると考えられるもの。
アジア系集団での研究とは
研究対象が日本人以外である場合、結果が必ずしも日本人に当てはまるとは限りませんが、アジア人の場合は適応できる可能性が高いと考えられます。日本人以外のアジア人対象の研究(エビデンス)を含むかどうかを項目毎に示しています。
この項目は、ポリジェニックスコアを採用しています。
