節度ある適度な飲酒量

21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」の報告書では「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで約20g程度」であるということです。

純アルコール量の計算

純アルコ-ル量は、以下の数式で求められます。

飲酒量(ml)×度数(%)×比重(0.8)÷100

主な酒類の換算の目安

お酒の種類 ビール
(中瓶1本500ml)
清酒
(1合180ml)
ウイスキー・ブランデー
(ダブル60ml)
焼酎(35度)
(1合180ml)
ワイン
(1杯120ml)
アルコール度数 5% 15% 43% 35% 12%
純アルコール量 20g 22g 20g 50g 12g

節度ある適度な飲酒の留意点

節度ある適度な飲酒については、以下の点にも留意する必要があります。

1. 女性は男性よりも少ない量が適当です
女性・高齢者の飲酒

2. 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い人は通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当です

3. 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当です
女性・高齢者の飲酒

4. アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要です
アルコール依存症

飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません

知っておきたい飲酒の教養

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