未成年者飲酒の恐ろしさ

未成年の飲酒は法律で禁じられています

「未成年者飲酒禁止法」という法律によって禁じられています。同時に、親は20歳未満の子供の飲酒を止めなくてはならない、また販売店や飲食店は、未成年者に酒類を売ったり、飲ませはいけないということが定められています。

未成年の飲酒経験調査結果

内閣府実施の未成年者を対象としたアンケートにおいて、回答者数2000人のうち「未成年でありながら、飲酒をしたことがある」と答えた層は、45.7%と全体の半数近くに上っていました。飛躍的に数字が大きくなるのが高校卒業のタイミングで、専門学校や予備校、短大・大学では男女とも飲酒経験者は約8割を占めます。有職者にいたっては、84.7%と、8割以上が飲酒経験があるこという結果でした。

未成年者の飲酒が危険な理由

大人には認められている飲酒が、未成年には認めらていないということには理由があります。

1. 身体への悪影響

研究により、二次性徴の遅れや骨の成長が遅れが生じるということがわかっています。また、女性の場合、性周期への影響で月経不順や不妊、早い閉経などの恐れがあります。

2.急性アルコール中毒をおこしやすい

未成年者は、脳がアルコールに慣れていません。また、お酒に対する自分の体質を知らず、雰囲気によって無理に飲酒することが多いため、急性アルコール中毒を起こしやすいと言われています。

3.アルコール依存症になりやすい

米国の約43,000人を対象に面談による聞き取り調査をした結果、飲酒を始めた年齢が若いほどアルコール依存症になる危険性が高まることがわかっています。14歳以下で飲酒を始めた人は、20歳以上になってから飲酒を始めた人と比べてアルコール依存症になる危険性が4倍以上に高まるということもわかりました。

4.問題行動への影響

飲酒開始が若い時期であればあるほど、大量飲酒や飲酒運転、飲酒に関連した事故を起こす危険性が高まるという調査結果があります。また、飲酒は危険な性行為や強制的な性行為に対する危険性を高めます。

5.飲酒量に比例した死亡リスク

成年の場合、Jカーブ効果により「適度な飲酒は体によい」という研究結果が出ています。しかし未成年者の場合は、Jカーブ効果がないため飲酒量が多くなれば多くなるほど、死亡率は高くなります。1週間に350mlの缶ビールを7本飲む若者と比べて、週に18本以上飲む若者の場合死亡リスクが3倍にも跳ね上がるという調査結果示されています。

大量飲酒は成年にとっても毒です。しかし未成年者が飲酒をした場合、受ける悪影響はさらに大きくなります。大人の責任として、周囲の未成年者の飲酒は絶対に止めるべきです。

知っておきたい飲酒の教養

このページの先頭へ